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RSS 2年後へのスタート〜「SE7EN 2013 CONCERT IN JAPAN」レポート〜

<<   作成日時 : 2013/02/19 10:02   >>

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遅れて着いた渋谷公会堂の重いドアを開けると、そこには昨年9月の国際フォーラムと同じ空気があふれていた。アーティストとファンの相思相愛がもたらすあたたかい空気。どこか遅れてきた私にさえも「待ってたよ〜」と言ってくれているかのような。

ああ、またこの空気に出会えたな、そして、帰ってきたな、そう思った。

韓国のアーティスト、SE7ENの入隊前最後となるラストコンサート。SE7ENはファンに感謝の気持ちを伝えたい、そしてファンはなによりあたたかく送り出したい。そんな空気に満ちていた。途中では過去のSE7ENの活動も流され、SE7ENとしての一つの集大成を感じさせるものになった。

個人的に「これこれ!これがSE7ENなんだよ!」と思ったのは、アンコールの最後の曲に「Entrance」を持ってきたことである。昨年9月のライブで「(若い頃の歌で恥ずかしいから)歌いたくないけれど、ファンのみなさんのリクエストランキングで一位だったから」という前置きの後に披露した曲である。ファンにとって思い入れ深い曲を何より優先させる。これがSE7ENというアーティストであり、人間なのである。
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この日のライブでは、入隊前ラストシングルとして3月20日に発売予定の、本人初作詞による新曲「ありがとう」も披露された。まさにこの言葉こそが、SE7ENの、日本のファンへの思いの全て、だろう。だからこそ本人初作詞であるわけだし、このタイミングでリリースする…これほど心のこもったファンへのプレゼントはないだろう。そしてまた、ファンもその気持ちに一生懸命応えている。なにせSE7ENはこの曲を紹介するときに「(発売前なのでみんな歌詞を知らないので)一緒に歌えなくてごめんね」と言った。でも、ファンはそんなことは気にしない。SE7ENの曲を、言葉を、いや、思いを聞ければそれでいい。

SE7ENのやさしさと、ファンのやさしさが、この渋谷公会堂で無言のキャッチボールをしている。これこそが、SE7ENのライブであり、同時に私がなにより好きな光景なのだ。
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しかし、当然ライブには時間というものがある。ついにアンコールの最後の曲も終わりSE7ENが引き上げたが、ファンは、流れてきた終演のアナウンスをかき消さんがばかりに、大きな声でSE7ENを呼び続けた。二度目の終演アナウンスが流れると、さらにその声は大きくなった。SE7EN、待って!

やがて彼は現れた。「もう体ボロボロだよ…」という仕草をしながら、笑いながら。これもSE7ENなんだ、この人柄がSE7ENなんだ、と改めて思った。


この日のライブを見ていて、ああ、このファンなら大丈夫だなと思った。だって、デビューしてから10年、日本での8年もの活動をずっと見守ってきたのだから。その間、全米デビューのために4年半日本での活動が休止していた時期もあった。でも、ファンは待ち続けた。見守り続けた。今回の兵役は2年の予定である。4年半に比べれば…きっとこのファンはいつまでも変わらず待ち続けるだろうと思った。

私は前のライブレポで「音楽は国境も言葉も越えるが、なにより人間性も、国境も言葉も越える。」と書いた。でも、越えるのはそれだけじゃない。思いやり、そして愛情も越えるのである。しかも日本と韓国は時差がない。私たちは国境を越えても、同じ時間を過ごし、同じ色の空を見ているのだ。

などと今回のライブレポでのファンの方に向けてのメッセージを考えていて、ふと気づいた。そうか、SE7ENが活動しないということは、その間、このやさしいファンたちに会えないということじゃないか!

この空気はもうしばらく味わえない…
終演後、続々とファンが引き上げる中、私は立ち尽くすしかなかった。

しかし、ファンたちは終演後、名残惜しそうにしているというよりは、既に動き出している気がした。それは、過ぎた時間を惜しむのではなく、過去を懐かしむのではなく、少しでも早く2年という時間を短くしようと前に進み出したかのような。そうなのだ。2年後という日付は今こうしている間にもどんどん短くなっているのだ。再会までのカウントダウンはもう始まっているのだ。

2年間会えないことの悲しみではなく、2年後に会えることの喜びに既に目を向けているかのような。


渋谷駅への帰り道、ファンは口々にライブの感想や、好きなアーティストの話で盛り上がっていた。その明るさに私はどこか救われた。ああ、もう彼女たちは前に向かって歩いているんだな。私もいつまでも「終わってしまった」ライブのことではなく、2年後のライブのことを考えなきゃな。前に向かって進まないとな。

ファンの人たちと一緒に渋谷駅に向かいながら、どこかこの人たちに、背中まで押されている気分になった。


ではみなさん2年後に!



■SE7ENオフィシャルサイト
http://ygex.jp/se7en/
■SE7ENオフィシャルブログ
http://ameblo.jp/ygse7en/

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韓国R&B界の貴公子SE7EN、入隊前ラストとなる本人初作詞の感涙バラード!!
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「SE7EN 2013 CONCERT IN JAPAN 〜ありがとう〜」
<公演セットリスト>
M1. DRIPS
M2. I KNOW feat. TEDDY
MC
M3. SOMEBODY ELSE
M4. I’M GOING CRAZY
MC
M5. LOVE AGAIN
MC
M6. THAT PERSON
M7. UNDERSTAND 〜今さら〜
INSERT MOVIE
M8. 君だけに
M9. TATTOO
M10. I love you 〜ECHOs〜
M11. THE ONE
MC
M12. ONE LAST CRY
MC
M13. 光
M14. STYLE
M15. LA LA LA
M16. 僕が歌えなくても
INSERT MOVIE
M17. CRAZY
M18. BETTER TOGETHER
M19. DIGITAL BOUNCE
MC
M20. ANGEL
M21. COME BACK TO ME
MC
M22. ありがとう

[Encore]
E1. スタートライン
MC
E2. PASSION
MC
E3. Entrance

[Double Encore]
LA LA LA Remix




文/有本和貴(BIGLOBE MUSIC編集長)

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